ご存知の通り、Googleはユーザ体験を重視しています。
それを指標化するものとして、Core Web Vitalsが今年(2020年)の5月に発表されました。
日本語訳(Google翻訳経由)⇒ https://translate.google.com/translate?sl=en&tl=ja&u=https:/…“
そして、いよいよこうした指標が来年(2021年)の5月から検索ランキングに含まれるようになるそうです。
日本語訳(Google翻訳経由)⇒ https://translate.google.com/translate?hl=&sl=en&tl=ja&…
これに関連してふと思ったことがあります。「右クリック」を禁止しているサイトってありますよね。「コンテンツをコピーされないように」というのが主な目的だと思います。WordPressのプラグインにもそれ用のものがたくさんあります。「right click」で検索するだけもこんなにずらっと。
こうした処置をしたサイトだと、右クリックすると例えばこうなります。
これだと確かに盗まれる可能性は下がるだろうとは思います。
でも、一方でユーザ体験を非常に低下させてしまうという側面もあります。右クリックってコピーのためだけにあるわけではありません。単に、前のページに戻りたいときによく使います。
右クリックを禁止されるとこのいつも使っている操作ができず、非常に苦痛です。
あるいは、記事内で見かけた単語などが気になった際に、それを選択して右クリックで検索するのもよくやっています。
これも当然できなくなってしまうわけです。ユーザ体験という意味では、極めて評価が下がります。
上はFirefoxでの例ですが、Chromeでももちろん同様に右クリックで「戻る」も、「検索」もできます。
「右クリック禁止」は、GoogleがWebブラウザに与えている機能を潰しているのです。
そもそもとして、検索結果からそのサイトに飛んできたものの、そのサイトには求める答えがなかったので検索(結果)に戻りたいわけです。必要なコンテンツではない上にユーザの行動を邪魔するのは、極めて悪質なサイトと思えなくもないでしょう?こういうことは、Googleは加味しないんでしょうかね?
ついでに言うなら、本気でコンテンツを盗みたい人は少々な対策をしていたって盗んでしまうと思いますよ。
以上、「右クリック禁止」に対する個人的な思いです。