WordPressのプラグイン(Slim Stat Analytics)を更新したら、どうも調子が悪い。詳細は省きますが、どうやら、そのプラグイン自身の問題のようです。プラグインが修正されるまでの間、一旦、古いバージョンに戻してしのごうと思います。

プラグインのバージョンを戻すプラグイン

以前のバージョンのプラグインのを使うには、そのバージョンのZIPファイルをダウンロードして、インストール(上書き)すればよいはずです。

ですが、ちょっと面倒。楽な方法はないだろうかと探してみたら、それもプラグインがありました。WP Rollbackです。

これをインストールして有効化します。設定等はなさそうです。

WP Rollbackでプラグインのバージョンを戻す

では、実際に使ってみます。

今回問題のプラグインは、冒頭で少し触れたように、SlimStat Analyticsです。アクセス解析のプラグインですが、バージョンアップしたらアクセスがカウントされないという致命的な状況になってしまいました。サポートフォーラムを見ると、この記事を書いている時点でそういう内容のトラブルのスレッドが6件立っています。

ということで、それなりの数の方々が同じ問題を抱えているようなので、プラグイン自体の問題の可能性が高そうです。そうであれば、そう遠くないうちに修正がなされるだろうとは思いますが、それまでの間、困りますので、一旦、古いバージョンに戻して様子を見ようと思うわけです。

先程、WP Rollbackプラグインをインストールしましたので、「インストール済みプラグイン」の一覧を見ると、各プラグインに「ロールバック」というリンクが付いています。

これをクリックすると、古いバージョンに戻せるはずです。

バージョンの一覧が出てきました。サポートフォーラムの情報から、どうやら、5.2.11以降で問題が生じているようです。ですので、5.2.10に戻すことにします。それを選択して、下の方に下がると、「ロールバック」ボタンがあります。

これをクリック。注意事項が表示されました。

トラブルが起きないとも限らないので、バックアップせよとのこと。当然ですね。今回は、レンタルサーバー上にバックアップがあるので、最悪の場合でもそこから戻せるのでこのまま進めます。

無事、 バージョン5.2.10がインストールされたようです。「プラグインを有効化」をクリックして、作業は完了です。

動作も問題ないようです。あとは、サポートフォーラムの状況を見つつ、対処バージョが出るのを期待します。

手動でやるなら?

WP Rollbackプラグインを使わずに手動で古いバージョンのプラグインをインストールするなら、まず、目的のバージョンのアーカイブを入手(ダウンロードします)。

手順は以下の図をご覧下さい。

「詳細を表示」をクリックして、開いたページを下の方までスクロールすると、以前のバージョンのダウンロードができるようになります。

ここで目的のバージョンを選択して「ダウンロード」をクリックすれば、ZIPファイルがダウンロードできます。あとは、普通にインストールすればOKです。

ただし、一般的な注意事項として、WP Rollbackを使う場合と同様、古いバージョンに戻す前にはサイトのバックアップを強くおすすめします。

すべてのプラグインを一時的に止めるには?

WordPressでのトラブルの切り分け方法としては、Health Check & Troubleshootingプラグインを使ったトラブルシューティングも有効です。これを使うと、プラグインやテーマを一時的に無効化できます。

しかも、一般ユーザから通常通り動いているように見え、管理者だけにはプラグインを無効化できるという、とてもありがたいものです。別記事で紹介していますので、こちらをご覧下さい。

WordPressのプラグインを一時的にすべて停止させる方法

2025/04/29 最終更新日時 : 2025/04/29 サイノアWordPressでトラブルでプラグインが原因ということもあります。誰かに相談すると「とりあえず、プラグインを全部止めてみ…

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