毎年、この時期になると話題になるものがあります。そう、Halloweenですね。10月31日ですから、正に、今、ちょうど大きな盛り上がりを見せている時期。新聞やTVニュースでもしょっちゅう取り上げられています。
さて、先程、Halloweenと英語で書いたのにはワケがあります。つまり、「これをカタカナではどう表記するのか?」という問題。「何が正しいか」ではなく「多くの人はどのように使っているか」が検索と密接に関係があるだろうと思います。
ということで、Google検索で、ヒットする件数を調べてみました。
まずは、検索に行く前のサジェスト。
「はr」と入れた段階で「ハロウィン」が出てきます。
(ローマ字入力ではなく)かな入力でも同じですね。「ハロウィン」が複数出てきます。こうしたことから、「ハロウィン」と綴っって検索する人が多いだだろうことが想像できます。
では、実際のヒット数。
「ハロウィン」は約419百万件。
「ハローウィン」もほぼ同数の約493百万件。
「ハロウィーン」だとぐっと下がって約96百万件。
「ハロウィーン」だけが少ないですね。
ちょっと別の方法で。
「”ハロウィン”」と、ダブルクォーテーションで囲みました。こうするとその言葉(文字列)をそのまま扱ってくれます。これだと、約434百万件。ダブルクォーテーション囲みなしとわりと近い件数です。
「”ハローウィン”」だと、思いっきり下がりますね。約1百万件。これだと検索結果も全然違っていますね。「ハロウィン」などでは、Googleが直接「10月31日」と答えを返していますが、「”ハローウィン”」ではその答えは返って来ません。
「”ハロウィーン”」ではダブルクォーテーションなしと同じくらいの約97百万件。
個人的な事前予想だと、これくらいの表記のブレはGoogle側で吸収してしまい、全部同じ結果が返ってくるのではないかと思っていたので、ちょっと意外でした。案外、こういうわりとメジャーなものでもブレを吸収できていないみたいですね。
「ハローウィン」はGoogle的には「ハロウィン」とみなしているようですね。これは、表記のブレを吸収しているということでしょう。ダブルクォーテーションでくくってその文字列そのものを検索させるとぜんぜん違う結果が返ってくることからも、その動作が伺えます。
余談ではありますが、「ハロウィン」が検索ヒット件数は多いですけど、新聞テレビなどのマスコミでは「ハロウィーン」の表記になっているようです。調べた限りでは、すべてこれでした。ただし、ニュース記事ではなく、誰かのコメント・読み物だとその人の表記が優先されるのか新聞サイトでも「ハロウィン」になっているものもありました。
ちなみに、東京ディズニーランドも「ハロウィーン」と表記していました。一方、川崎のパレード(日本最大級らしい)は「ハロウィン」表記でした。
さらに余談になりますが、報道機関によって表記がブレている例もあります。例えば、現米国務長官の名前。「ポンペオ長官」「ポンペイオ長官」の二つを見かけます。
そもそも、外国語をカタカナで表記しようというところに無理があるので、こうしたブレが生じることが多々あります。
カタカナ表記のブレ、サイト作成の際に気にしてみるといいかもしれません。