このブログのコメントで「記事パクられていますよ…」と教えてもらいました。

最終的には、先方に記事を削除してもらうことができました。以下、盗用の実際と、対処の記録です。

相手サイトを確認

教えてもらった先を見に行ったら、私の書いた文章と図がそのまま掲載されていました。盗用された元記事はこの二つ。

reCAPTCHAの価格変更?有料化?

2024/06/05 最終更新日時 : 2024/06/05 サイノアGoogleからreCAPTCHAに関して、「[Billing Notice] Price changes for Google reCAPTCHA […]

Cloudflare Turnstile(Google reCAPTCHAからの乗換え)

2024/06/05 最終更新日時 : 2024/06/05 サイノア もくじ 相手サイトを確認 対処 盗用状況の保存 相手を知る 相手に連絡する もし、削除に応じてくれなかったら? Cloudfla…

冒頭の取っ掛かりは独自に作られたもののようでしたが、その後は、この二つの記事をほとんどそのまま載せていました。

例えば、これがあちらのサイトにあったもの。

そして、こっちが私が書いたもの(当ブログ内の記事)。

見出しも文章も丸々同じです。仮に独自記事なら、統計情報のグラフまで一緒になるなんてありえません。というか、そもそも、サイト名として「アフィリエイトのある暮らし」と当ブログのタイトルが入っています。

ここで取り上げたものだと文章は短いですが、長文のところも丸コピーでした。内容はすべてスクリーンショットを取ってありますのでいくらでも出せますけど、これくらいにしておきます。

対処

盗用状況の保存

まずは状況を保存しました。具体的には、上にも書きましたけど、表示内容全体をスクリーンショットしました。やり方は色々とありますけど、(この記事を書いている時点では)おそらくFirefoxが一番簡単。

矢印のハサミアイコンをクリックすると次のような表示が出ます。

「ページ全体保存」をクリックすれば、文字通りページ全体、つまり縦長の全体像が画像で保存できます。これで、もし、先方と交渉の際に証拠が必要になった場合にでも対応できると思います。

相手を知る

続いて、相手の情報を集めることにしました。

まず、whoisでドメインを検索して見ましたが、案の定、匿名でした。ただ、ドメインの登録事業者はわかりましたので、必要になればそこにコンタクトを取ることはできそうです。

IPアドレスから運用しているレンタルサーバも割り出そうとしたのですが、残念ながらわかりませんでした。もっと本気で調べればわかるだろうと思いますが、あまり時間をかけるのも馬鹿らしいのでやめました。

他にわかることとしては、広告運用をしていましたので、リンク先からASPを特定しました(複数業者)。もし相手が交渉に応じてくれない場合は、ASPに連絡すれば広告を止めてもらう(ASPのアカウント剥奪)こともできるかもしれないと考えまして。そうすればあのサイトを運営している意味はなくなりますので。

相手に連絡する

先方のブログには、幸いなことに、連絡用のフォームがありました。それを使って相手に「私のブログ記事を盗用しているから削除して欲しい」とメッセージを送りました。

どうなることかと思ったのですが、半日くらいで回答が来ました。記事を削除したとの内容です。あっさりと消してくれたのでやや拍子抜けではありますが、問題は解消しました。

削除されてから数日経ちましたが、まだ、今のところGoogleの検索結果には出てきます。しかし、記事が削除されていますから、しばらくしたらGoogleのインデックスからも消えるだろうと思います。もし仮に消えないとしても、検索結果をクリックしたら「404 Not Found」のページが表示されるだけですが。

もし、削除に応じてくれなかったら?

相手に連絡しても記事を削除してくれない、あるいは無視されてしまった場合には、Googleに対して削除申請を行おうと思っていました。デジタルミレニアム著作権法、通称「DMCA」という(アメリカの)法律によってそれが可能になっています。

やり方などは「DCMA 申し立て」などで検索すればいくらでも見つかります。一つ例を挙げておきます。

この申請を行えば、Googleは検索結果から削除してくれるはずです。検索結果から消えれば、インターネット上に存在しないも同然ですからね。申請フォームはSearch Consoleにログインしていないとアクセスできないようなので、冒頭部分をキャプチャして貼り付けておきます。

先方に連絡する際に、「削除に応じてもらえ得なければGoogleに対してDMCAに基づく申し立てを行う」といった話も添えておきました。それが功を奏したのか、上に書いたとおり、すぐに消してくれました。

また、Bingには、ここから申し立てできるようです。


今回は、親切な読者さんが教えてくれたので気づきましたが、それがなかったらずっと気づかないままだったかもしれません。こういう盗用があったら教えてくれるシステムが欲しいものです。

記事がパクられました → 対処” に対して5件のコメントがあります。

  1. 名無し より:

    こんにちは。楽しく記事拝見させていただいております。

    ぱ、パクリにあうなんて災難でしたね…。って思いながら見ていたんですが、「ん?思えば、ちょっと前にTwitterのほうでこの方沢山のブログ記事ぱくっている!気を付けて!ってのでちょっとだけブロガー界隈で話題になった方いるな。ちょっと調べてみよ」って思い調べてみると、そのまさかでその方でした!

    まさか僕が普段見ていた当サイトまで、あの方の被害にあわれていたなんて驚きです。それだけ沢山の同じジャンル・界隈の方の記事パクっていたのでしょうねぇ…。

    言い訳としてはAIがやったことだから~みたいな感じだそうです。
    ▶(URLは削除しました)

    被害にあわれた方のツイートにある引用ツイートを見ると分かるように、結構ブロガー界隈ではITに詳しいですみたいな立ち位置でTwitter活動されていたので、実はパクリだったと知ってショックを受けた方も多いようです。
    ▶(URLは削除しました)

    AIだろうがなんだろうが完全なパクリはダメですねぇ…。さくっと消したようなので良かったですけども…。(まぁ今回一気にばれて同じように他の方々からも言われていると思うので、嫌でも対応しないとやばいって感じなんでしょうが)

    1. サイノア より:

      はい、その方ですね(余計なトラブルに巻き込まれると面倒なのでURLは削除しました)。

      AI云々は眉唾だと思っています。あんなにまんまパクるAIって聞いたことがない。
      もしそういうのがあるなら後学のために知りたいものです。
      どこかのAIサービスっていうのを使っていて、そこが実態は記事パクリのライターだとか。
      それか、外注さんのイニシャルがAIだったりして。

  2. 名無し より:

    2024/06/05 10:38にコメントしたものです。URL削除ありがとうございます配慮が足りておりませんでした。

    今ふとどうなっているかなと思いXアカウントを見てみると、僕ブロックされていました。Xで呟いたわけでもその方と話した方も一切なく、その話題に関しては、ここのコメントに書き込んだだけです。でも今みたらブロックされていたので、恐らくこの記事をチェックされたのだと思います。

    人生初めて自分のことブロックされている方を認識してしまい、結構ショックです…

    なんだか見られていると思うとこのコメントも悪い気がして送ろうか迷ったのですが、ブログ主様に「ちゃんと返信見ました!」ということを伝えるためにも、勇気を絞って送ります。

    1. サイノア より:

      Twitter(X)でのブロックなんて気にしなくていいと思いますよ。
      相手の考えなんてわかりませんし、単に操作ミスかも知れませんし。
      これまでにやり取りがあったわけでもないでしょうし、おそらく今後もやり取りしたいと思う相手ではないでしょう?
      だったら、ブロックされてても何も問題ないと思いますよ。

      私としては、盗用の件を教えていただいてとても感謝しています。
      また気が向いたら見に来てください。

      1. 名無し より:

        返信ありがとうございます。
        ですね…。翌日になった今どうでもいいなって思いました(笑)一晩寝るのは最強ですね。

        >また気が向いたら見に来てください。
        はい!フィード(RSS)で以前からチェックしています!今後とも応援しております。よろしくお願いいたします。

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