SEOを意識した記事とは?
Googleなどの検索では、検索者が指定した検索クエリ(キーワード)に最もふさわしいと考えられる候補を返そうとします。言い換えれば「質問に対する正解」ですね。「正解」は「最も良いコンテンツ」です。そのために質の良い記事が求めれるのが最近の傾向です。
その拠り所の一つが記事のタイトルです。タイトルは「この記事は何について書かれたものか」をアピールするものですから。ですので、SEO、つまり、サイトエンジン最適化の一丁目一番地は「適切なタイトルを付ける」です。
見方を変えると、特定のキーワードを狙った記事は、そのキーワードを記事タイトルに含めているはずです。もちろん、キーワードをタイトルに入れるだけではダメで、適切なコンテンツが伴わないと検索結果の上位には出てきません。が、ともかく、「キーワードを狙う=タイトルにそのキーワードを入れる」のは間違いないでしょう。
タイトルだけを検索する
したがって、特定のキーワードを狙って記事を書こうと思ったとき、ライバルになるのは同じようにそのキーワードがタイトルに含まれる記事です。ですので、それを調べればライバルサイトの状況がわかります。
通常検索
複数のキーワードを含むクエリで検索する場合を考えます。
例えば、LED電球の寿命がどれくらいなのか知りたいとしましょう。検索クエリは「LED電球 寿命 何年」です。今、実際に検索してみた結果がこちら。
検索結果の件数は左上の方に表示されているように、約158万件。非常に多いです。
1位の記事のタイトルは「LEDシーリングライトの寿命はどれくらい?交換時期と電気代…」です。クエリの中で実際にタイトルに含まれているキーワードは「寿命」だけです。あとは、「LED」が部分一致。と、キーワードすべてがタイトルに含まれているわけではないですけど、コンテンツが適切などの理由で1位に選ばれています。
allintitle検索
では、タイトルに目的のキーワードが含まれる記事はどんな状況でしょうか?それには、検索対象をタイトルだけに絞って検索すればいいですよね。検索対象を絞り込むフィルタがGoogle検索には色々とあり、その一つがタイトルだけを検索対象にする「allintitle」です。
実際に検索してみます。フィルタとクエリの間は「:」で区切ります。つまり、「allintitle:LED電球 寿命 何年」と検索します。
今度は、「LED電球」、「寿命」、「何年」の三つすべてがタイトルに含まれるものだけが表示されています。その数、なんとわずか4件です。これは極端な例ですが、この三語をキーワードとして狙っているサイトは少ないといえます。
intitle検索
allintitleと似たものとして「intitle」というフィルタがあります。 allintitleは「すべて含む」という条件ですが、intitleは「いずれかひとつ以上を含む」という条件です。実際に検索してみます。
三つのキーワードのうちのいずれか一つ以上ですから、フィルタはかなり緩くなります。件数は約18万件。
三つすべてを意識して狙っているサイトは非常に少ないとはいえ、実際の検索ではallintitleなど付けるわけはないですから、こうしたサイトもライバルになってくるでしょう。
検索補助ツール
通常の検索と、intitle、allintileのフィルタを付けた検索の結果を比べていくと、ライバルの状況がわかり、キーワードを選ぶ際の判断材料になります。
やることも「intitle:」や「allintile:」と付けるだけですから難しくはありません。ですが、たくさん調べると、この作業は非常に面倒です。
そういうわけで、ツールを作りました。ツールと言うほど大したものではないですが、手作業を省いてクリックだけでこれらを検索できるので非常に楽です。
使い方は説明がいらないほど簡単です。ですが、一応、説明しておきます。下の図のようにフォーム内に調べたいキーワードを入力して「Go!」ボタンを押すだけです。
「Go!」ボタンを押すと、下にintitle、aillintitle、通常検索のリンクが表示されます。通常検索はクエリ自体がリンクになっています。それらのリンクをクリックするだけで検索できます。
別のキーワードで検索する場合は、フォーム内を消してまた入力すればOKです。フォーム内をクリックすれば全選択状態になりますのでDelキー一発で消えます。または、消さなくてもそのまま上書きでも大丈夫です(上書きの瞬間に全部消えますので)。
ツールはこちらです。
注意
allintitle検索を立て続けに行うとGoogleから「なんか変じゃない?」と確認を求められます。
「私はロボットではありません」にチェックを入れてreCAPTCHAの認証が取れたら検索を続けられます。
これは、このツールとは関係ありません。手動であっても立て続けに行うとこのようになります。