中古ドメインはSEO効果があるとか、スパム扱いされるとか、いろいろと情報が錯綜しています。そこで、頭の整理のため、ちょっと調べてみます。
まず、使っちゃいけないという意見。
Googleが2024年3月にポリシを変更(明確化?)したとのことです。
逆の立場というか、ドメイン屋さんはどう見ているのか?お名前.comに、ちょどそのGoogleのポリシ変更を受けて、こういう記事がありました。
こちらでは、中古ドメインを大プッシュな内容ですね。中古ドメインが(高値で)売れて欲しいでしょうから、当然でしょうね。
では、Googleのポリシの実際の表記はどうなっているか?こちらです。
分かりやすいように、当該箇所を引用しておきます。
期限切れのドメインの不正使用
期限切れのドメインの不正使用とは、期限切れのドメイン名を主に検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がないコンテンツをホストするために再利用することです。例としては次のものがありますが、これらに限定されません。
- 以前に政府機関が使用していたサイトで、アフィリエイト コンテンツを掲載する
- 以前に非営利の医療団体が使用していたサイトで、医療関連の商品を営利目的で販売する
- 以前に小学校が使用していたサイトで、カジノ関連のコンテンツを掲載する
期限切れのドメイン(中古ドメイン)に関しての記述はこれだけです。「使っちゃダメ」とまでは言っていませんね。
先程のお名前.comの記事でも「きちんとしたWEBサイトを作成して中古ドメインで運用すれば、今まで通り問題なく利用できます。」あります。
とはいえ、 Googleの記述では、「アフィリエイトサイトを運用するつもりで、そのSEOのために中古ドメインを使うのは実質的にダメ」とも読めます。これに該当せずに第三者が運用できるとしたら、雑記ブログなどでしょうかね?
比較的最近、セキュリティ会社のマカフィーが手放したドメインを使った、こういう事案がありました。
こういうことがあると、検索エンジン側でも対策を取りたくなるでしょうね。
期限切れのドメイン(中古ドメイン)の使用自体は禁止されていないとはいえ、「線引き」はGoogle次第ですし、その線の位置はいつ動かされるかもわかりません。中古ドメインを使うならそれを頭に入れて、面倒なことを考えたくなければ中古ドメインは使わない、というところでしょうね。