文章はかなりこなれています。最近流行りの「AI」の力でしょうか?これまではどこどなく怪しげな日本語なことが詐欺メールの特徴でしたが、これからはますます文章では「普通」になっていきそうです。
クリックできるテキストリンクの他に、ご丁寧にコピペ用のリンクまで記載されています。安心感の演出でしょうか?しかし、これがちょっと怪しい。みずほ銀行のドメインではなく、qualtrics.comというドメインです。
こちら、ちょっと調べてみたところ、一種のコンサルティング企業のようです(かなり大雑把な理解ですが)。そのサービスの一つにアンケートの代行業があるようです。
ということは、みずほ銀行がこの会社に顧客向けアンケート調査を依頼したのかもしれません。
なんだか、インチキメールじゃないような気もしてきました。
そこで、みずほ銀行に問合せてみました。もちろん、みずほ銀行のWebサイトを直接開いて、そこから辿って問合せフォームに行きました。
返ってきた回答を引用します。
この度はご心配をおかけし申し訳ございません。
本メールはみずほ銀行からの正式なメールですのでご安心下さい。
今回ご案内したアンケートモニター関連のお知らせにつきましては、今後も同じメールアドレスからご連絡する予定です。ぜひご協力いただき、ご意見賜れればと思います。
引き続きみずほ銀行をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
みずほ銀行 ご意見・お問い合わせ窓口担当
なんと、本物でした。
金融機関名義のメールはすべて詐欺というと大げさですが、ちょっと怪しい感じがしたら、こうやって確認するのがいいでしょうね。面倒ですけど。