![平素より、みずほ銀行をご利用いただき誠にありがとうございます。アンケートにご協力をお願いいたします。
このたび、みずほ銀行ではお客さまの生活変化に応じた金融商品ニーズを把握し、分析結果を各種サービスの向上に役立てることを目的に、2023年度以降、定期的なアンケートにご協力いただけるアンケートモニター(以下、モニター)を募集したいと考えております。
モニターとして継続的に回答いただいた方には1000円相当の謝礼を差し上げる予定です。](https://affilife.sainoa.com/wp-content/uploads/2023/03/phishing_mail_20230315_01.png)
文章はかなりこなれています。最近流行りの「AI」の力でしょうか?これまではどこどなく怪しげな日本語なことが詐欺メールの特徴でしたが、これからはますます文章では「普通」になっていきそうです。
クリックできるテキストリンクの他に、ご丁寧にコピペ用のリンクまで記載されています。安心感の演出でしょうか?しかし、これがちょっと怪しい。みずほ銀行のドメインではなく、qualtrics.comというドメインです。
こちら、ちょっと調べてみたところ、一種のコンサルティング企業のようです(かなり大雑把な理解ですが)。そのサービスの一つにアンケートの代行業があるようです。
ということは、みずほ銀行がこの会社に顧客向けアンケート調査を依頼したのかもしれません。
なんだか、インチキメールじゃないような気もしてきました。
そこで、みずほ銀行に問合せてみました。もちろん、みずほ銀行のWebサイトを直接開いて、そこから辿って問合せフォームに行きました。
返ってきた回答を引用します。
この度はご心配をおかけし申し訳ございません。
本メールはみずほ銀行からの正式なメールですのでご安心下さい。
今回ご案内したアンケートモニター関連のお知らせにつきましては、今後も同じメールアドレスからご連絡する予定です。ぜひご協力いただき、ご意見賜れればと思います。
引き続きみずほ銀行をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
みずほ銀行 ご意見・お問い合わせ窓口担当
なんと、本物でした。
金融機関名義のメールはすべて詐欺というと大げさですが、ちょっと怪しい感じがしたら、こうやって確認するのがいいでしょうね。面倒ですけど。