リリース情報
2022年1月25日にWordPressのメジャーアップデートがありました。今回はバージョン5.9で、コードネームはJoséphine。
コードネームは毎回ジャズミュージシャンにちなんだものです。歴代のコードネーム一覧はこちら。
これまでは名前を聞けば思い当たる人ばかりでしたけど、今回のJoséphine Bakerは分からず…。即、ググって見ました。なるほど、見覚えはあります。名前は知りませんでしたが。
さて、早速アップデートしました。こんな感じで記事を書いている範囲では、これまでの5.8.xとの違いは感じません。同じように使えています。「新しいタブでプレビュー」が1アクションでできないという改悪されたひどい仕様もそのまま引き継いでいます。
目玉機能(フルサイト編集)
この5.9の目玉は、フルサイト編集(Full Site Editing)という機能だそうです。その辺りを紹介しているサイトをいくつか拾っておきます。
どうやらサイトの見た目(≒テーマ編集)をビジュアルにいじれる機能のようですね。このフルサイト編集に対応したテーマであれば、ですけど。これまで使ってきたテーマは、おそらくは対応していないでしょう。この5.9に同梱されいている新テーマのTwenty Twenty-Twoはもちろんそれに対応しています。時間があるときにテストサイトを立ち上げていじってみるのが良さそうです。
パフォーマンス
WordPress 5.9ではLCPが悪化しないようにlazy-load(画像の遅延読込み)に手が加えられたそうです。
これがどのくらい効果があるのか、PageSpeed Insightsのスコアを見てみます。計測対象のページはこちらにします。
まず、比較のために、バージョンアップ前(5.8.3)に測定しておきました。モバイル(携帯電話)とデスクトップそれぞれ載せておきます。
実際のところ、測定のたびに数字は結構変動するので判断が難しいですが、まぁ、こんなところということで。
では、5.9にバージョンアップ後。
この結果は、変化なし、と見ていいと思います。
このlazy-loadの変更は、「最初の画像にはlazy-loadを適用しない」というものです。改めて調べてみると、このサイトでHTMLコード上の最初の画像はこれのようです。
100×100ピクセルのPNG画像ですから非常に軽いです。これを読み込もうが読み込むまいが、時間はほぼ変わらないでしょうね。なので、PageSpeed Insightsのスコアは変化なしということだろうと思います。