Lightningには目次の機能がないのでプラグインを導入します。この手のものはたくさんあるので適当に選べばいいだろうと思ったのですが、意外にもまとも動くものは少なかったです。
対象とするプラグイン
WordPressの目次プラグインには大きく分けて二つのタイプがあります。
- 所定の位置に自動で目次を挿入する。
- 「目次ブロック」を作る。他のブロックと同様に、記事作成の際に自分で希望する場所にそのブロックを配置する。
この他、両方の機能を兼ね備えたものもあります。ここでは、前者の自動挿入タイプを対象とします(または、両機能を持ったもの)。
プラグイン試用
では、各プラグインを見ていきます。順序は私が試した順です。
Easy Table of Contents
かなり有名なプラグインだと思います。日本語化されており、わかりやすいです。
下が実際に表示させてみた様子。
割といい感じなのですが、「2. フォントの現状把握」の下に「2.0.0.1. ニュースサイトのフォントサイズなどを調べてみました」という不自然なものがあります。これは、埋め込み記事です。その見出しを拾ってしまうようです。
確認として埋め込み記事が冒頭にあるものを見てみたところ、こうなっていました。
これでは使い物になりません。
Rich Table of Contents
国産のプラグインです。設定の開き方に悩みました。サイドバーに「RTOC設定」として入っていました。「設定」の中にはないし、「RTOC」という略語も思いつかなかったので、これにたどり着くまでに相当時間がかかりました。
国産ですから、設定画面は日本語です。
わかりやすいのは良いのですが、見出しレベルはH4までしか目次に出せないようです。H5までは使うことが時々あるので困ります。
表示例です。
先程のもののうに、埋め込み記事の見出しを拾ってしまう問題はありません。しかし、番号表示がどのレベルも「1.」「2.」「3.」です。例えば上の例だと、「4.1 lama」となって欲しいのですが、そうはならないようです。好みの問題でしょうが。設定項目がたくさんあるのでこのあたりも設定できるんじゃないかと思ったのですが、見当たりませんでした。
Table of Contents Plus
これもよく見かける有名なプラグインです。日本語化されており、わかりやすいです。
しかし、残念なことに、これも埋め込み記事の見出しを目次に拾ってしまう問題があります。
Joli Table Of Contents
目次が表示されずしばらく悩みました。AUTO-INSERTのTOC Positionが適切ではなかったようです。
ぱっと見では良いように思うのですが、「2.1. ニュースサイトの~」は埋め込み記事の見出しです。埋め込み記事の見出しはH5ですが、そのレベルは無視して、「2.1.」と繰り上げる用です。
したがって、最初に埋め込み記事があるものでは、「1.」のレベルとして目次に現れます。
LuckyWP 目次
プラグイン名にも感じが入っているので国産ぽいですが、そうではないです。でも、管理画面もしっかり日本語化されており、わかりやすいです。
しかし、これも、Joli Table Of Contentsと同じく、埋め込み記事の見出しを目次に拾い入れてしまいます(見出しレベルを無視して繰り上げるのもの同じ)。
TOP Table Of Contents
ようやくまともな目次が表示できました。埋め込み記事の見出しは目次には入りません。見出しレベルもH6までを対象にできます。レベルによって「3.1. Lightiningでは~」のように表示してくれます(もっと好みをいうと、二段目以降は「3.1.」ではなく「3.1」のように後ろのピリオドは表示しないでほしいです)。
フォントサイスが小さいですが、これは調整できるようです。
難点を上げるとすると、設定がサイドバーとトップバーの両方にあることです。一つでいいのに。しかも、「TOP Table Of Contents」と長いのでトップバーでは場所を食い過ぎです。
まとめ
目次プラグインはたくさんありますが、埋め込み記事があると誤動作する(埋め込み記事の見出しを目次として拾い出したり、埋め込み記事の場所に目次を書き出してしまう)ものが多いことに驚きました。今回見た六つの打ち、そうした不具合はなくちゃんと動作するものは次の二つだけです。
- Rich Table of Contents
- TOP Table Of Contents
当ブログでは、TOP Table Of Contentsの方が趣味に合うので、こちらを使うことにします。
なお、TOP Table Of Contentsのメニューを管理バーから削除する話はこちらの記事にまとめました。