AdSenseの管理画面ではいろいろな専門用語が使われています。今まではなんとなく「こんな意味だろう」とざっくり捉えていましたが、色々と気になってきたので、調べてまとめてみます。内容(=私の理解)に間違いがあったら、指摘していただけると助かります。
公式の解説
AdSenseの公式の用語解説はこちらに一覧があります(詳細は各用語のリンクからたどれます)。
公式の解説で不満なのは、用語の略語と日本語がマッチしないことです。たとえは、「RPM」は「インプレッション収益」となっていますが、どうしても両者が結びつかずに混乱するのです。こうしたことが、調べてみようと思ったきっかけです。
以下、順不同ですが、気になった用語を拾い上げておきます。
用語
クリック単価(CPC)
1クリックあたりの収益額。
Click-Per-Costの略。これは英文の説明にある。日本語の説明に略語の元が書かれていないために分かりにくい例の一つ。
ページCTR
ページclickthrough rate。クリック率。
簡単そうだけれど、いまいちはっきりしないのが、1ページで複数の広告(AdSense)をクリックした場合にはどのようにカウントされるのか?AdSense広告をクリックしたら広告に遷移する(別タブで開いたりはしない)ので、複数回のクリックという概念はないのだろうか?「戻る」とページビューが増える?公式の解説を見てもそこまでの記載はない。
インプレッション収益(RPM)
略語がもっとわからないものの一つ。「インプレッション収益」のどこをどう略したら「RPM」になるのか?
これは、英文の方を見るとはっきりするかと思ったけど、そうでもなかった。
英語だと「Revenue per thousand impressions (RPM)」とある。”M”が出てこない。まさか「iMpressions」ではあるまい。
もうちょっと調べたところ、これは、「Revenue Per Mille」の略だそうだ。
milleはラテン語で1,000を表すらしい。だから、1,000インプレッションあたりの収益。日本語だと「1,000」が抜けて単に「インプレッション収益」と表されているのでわかりにくい。
ページのインプレッション収益
「見積もり収益額をページ ビュー数で割り、1,000 を掛けた値」とのこと。
言い換えると(式を変換すると)、1,000ページビューあたりの見積もり収益。「ページの~」ではなくて「ページビューの~」が正しそう。
クリック単価(CPC)
cost-per-click、1クリックあたりの収益。「cost」だと広告主から見た用語っぽい。AdSense広告を表示している方からすれば、revenue-per-click (RPC) の方が良さそうな気がしないでもない。
CPM
CPMはAdSenseレポートの「入札方法」に出てくるが、日本語の用語一覧を見てもこの略語は見つからない。英語の一覧で見つけたのが、「CPM ads」 という項目。
「cost per 1000 impressions」の意味とのことなので、cost-per-milleの略だろう。
これの日本語の方は「インプレッション単価広告」となっている。
これから察するに、広告主向けの用語みたい。「1,000インプレッションあたりの金額」で広告に入札したことを表している。
アクティブ ビューのインプレッション単価
上の公式の説明には「アクティブ ビューのCPM」とも書かれている。CPMの一つだけど、条件が設定されており、「広告の少なくとも 50% が最低 1 秒間画面に表示された場合のインプレッション」とのこと。広告の入札方法には色々な種類があるようだ。
エンゲージメント単価
サイト閲覧者がその広告に対して何らかのアクションを起こした(=エンゲージメントが発生した)場合に支払われるタイプの入札方式。
請求不可
説明を読んでもよくわからない。具体例が欲しい。