ことのはじめ
昔作ったツール
何年か前に、「【サイノア】1円PPCキット」というツールを無料レポートとして出したことがあります。これは、楽天市場の商品を指定したキーワードを元に抽出して並べたページを生成するものです。めちゃくちゃニッチなキーワードで作れるため、1円でPPC出稿ができて、広告費が抑えられるので収益が上がるというものでした。
しかし、その後、広告費が上がってきて、さらにPPCアフィリエイト自体が難しくなってしまいました。そして、気づけば、いつの間にかメルぞうからこのレポートは削除されていました。削除申請はしていないのですけど…。
「今も使っています」という声
ところが、つい最近、メルマガ読者さんからメールを貰いまして、このツールを今も使っているとのことでした。とは言え、さすがにPPCアフィリエイトに使っているのではなくて、Twitterやブログから誘導しているそうです。
という話をメルマガに書いたところ、他にも使っているという方々からメールを貰いました。さらに、「手に入らないか?」という声も。
入手方法
ということで、ダウンロードできるようにしておきます。
ただし、もう何年も前に作ったもので、私はしばらく使っていなかったので、動作はどうなのかわかりません。とは言え、実際に使っているという方々がいらっしゃるので大丈夫だろうとは思います。
それから、ツールを請求すると、ステップメールが走るようになっています。先にばらしてしまいますが、その中で追加オプションを配布したり、物によっては販売したりもしています。が、サンプルサイトとか、販売サイトとかはすでに消えていると思います。ご了承ください。オプション機能を開発しながら、その都度ステップメールに組み込んでいったものなので、当時はかなりの臨場感がありました^^
でも、そう言うオプション機能はなくても、アクセスを送り込めば売上につながるはずです。
それから、このレポート、元々「再配布可」にしてあるので、自由に配布してもらって構いません。ただし、上に書いたような状況ですので、もし、配布する際には、そのあたりも説明してもらえると助かります。
前置きが長くなりましたが、こちらからダウンローできます。楽天トラベル版もあります。
ダウンロードされるものは、ツール自体やインストール方法を説明したPDFです。ツール本体は別途請求するようになっています。請求の仕方はPDF内にあります。もちろん、無料です。
ツールの修正(SSL対応)
非httpsという問題
紹介したこの機会に、私も新たにインストールしてみました。PDFの手順通りでインストールでき、検索結果も表示されるのですが、ちょっと問題がありました。
というのは、SSL対応されていないということ。ツール開発当時はまだSSLはそれほど一般的ではなかったのですが、今ではSSL対応は当たり前ですよね。
ご覧のとおり、楽天市場へのリンク(緑の矢印のところ)が「http」になっています。オムニバー(アドレスバー)にも「保護されていない通信」と表示されてしまっています。
https対応方法
ということで、SSL(https)対応の方法を説明しておきます。
ツール(raks.zip)を展開した中に、funtions.phpというファイルがあります。これをテキストエディタで開いてください。6行目が次のようになっているはずです。
$search_url = "https://app.rakuten.co.jp/services/api/IchibaItem/Search/20140222?"
これを次のように書き換えます。
$search_url = "https://app.rakuten.co.jp/services/api/IchibaItem/Search/20170706?"
最後のところ、日付(に見える)を「20140222」から「20170706」に変えるだけです。最後の「?」を消さないように注意。数字だけを書き換えるよりも、行を丸ごとコピペの方が簡単かもしれません。
楽天商品検索APIの仕様が変ったようで、古いリクエストURLでは検索結果が「http」で返ってきますが、新しいものでは「https」で返ってくるようになったみたいです。それ以外の変更はないようなので、変更はこれだけで大丈夫です。
楽天商品検索APIの詳細はこちら。
実際にSSL対応させたものがこちらです。
今度はしっかりリンク先URLが「https」から始まっています。オムニバーの表示も鍵マークになりました。
なお、もちろん、サイト自体もSSL化する必要があります。これはレンタルサーバの設定です。
ここで紹介した改造(修正)は、サイトをSSL化したにも関わらず、「混在コンテンツ」となってしまう問題を解消することが目的です。この改造によって、問題の原因となっていたツールが生成するURLが「https」になり、問題が起きなくなります。
楽天トラベル版
こちらも同様です。API仕様はこちらで公開されています。
こちらは、リクエストURLの最後の部分が「20170426」となったようです。楽天市場版と同様に修正すれば良いでしょう(すみません、こちらは動作未検証です)。
raksをブログなどに埋め込む
raksは、その検索枠にキーワードを入力することで、目的の商品を見つけられます。例えば、こんな具合に。
この結果の表示をブログなどに埋め込むには二つの方法があります。
テキストリンク
上のように検索結果を表示しているとき、URLには検索したキーワードが付いています。上の例のオムニバー(アドレスバー)を見るとわかります。
ご覧のとおり、「ミックスナッツ」と入っています。ですので、ブログなどで商品を紹介するなら、この検索結果のURLを使えばOKです。適当なテキストリンクにするわけです。
楽天市場でミックスナッツをまとめ買い!
みたいな感じで。
ただし、一つ注意点があります。URLはオムニバーに表示されたものをコピーして使ってください。自分でURL内にキーワードを埋め込んでもダメです。
というのは、URL内では日本語は直接は使えないので特別な形式に変換(URLエンコード)されます。例えば、上の「ミックスナッツ」の場合はこうなります。
https://affilife.sainoa.com/raks/?q=%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84&sort=0
Webブラウザのオムニバーに表示されているものは日本語で読めるようになっていますが、コピーすれば上のような変換された形式で持ってこれるので、そのまま貼り付ければOKです。Chrome、Firefox、Edgeでは確認しました。そう言えば、確かIE11はダメだったような気がします。今さら確認する意味もないでしょうからやめておきます。
ifmame
もう一つの方法として、サイト内に別のサイトを埋め込むiframeというHTMLタグを使う手があります。実際に目こむとこんな感じです。
こちらだと写真も説明文も付いているので、わかりやすいかもしれません。
ただし、フレーム内のリンクをクリックすると、そのフレーム内に表示されます。このブログのように記事エリアが狭いと使いづらいと思います。実際に上のフレーム内のリンクをクリックしてみてください。
そこで、ちょっとした改造をオススメします。それ行ったものがこちら。
見た目は一緒ですけど、リンクをクリックすれば一目瞭然。フレーム内ではなく、このタブ内すべてが書き換わります。ですので、この記事に戻るにはWebブラウザの戻るボタンをお使いください。
改造方法は至って簡単です。raksのindex.phpをテキストエディタで開きます。<head>セクション内に次の一行を入れます。
<base target="_parent">
こんな感じです。
<head>セクション内ならどこでも構いません。上の例では</head>の直前に入れています。
それから、WordPressでifrmeを使用する方法は、こちらの記事を参照してください。
それと、もう一つ重要なこと。iframeで埋め込んだ場合、楽天アフィリエイトには、どっちのサイトを登録するかですが、正直なところよくわかりません。両方とも登録しておくのが無難かもしれません。確証はありませんので、その点はご了承下さい。